日本留学受入支援

 将来の日本とアジア各国との交流をより深め、緊密な国際関係を築くことに寄与する為に、アジアの将来を担う優秀な学生が日本に留学する機会を提供し、大勢の親日的なリーダーを若い学生時代から育成していくことが日本の将来のためにも重要であると考え、日本国内において留学生の日本での生活支援行い、またシンガポールを拠点に、日本に学びたいという成績優秀な留学生に対し、日本留学に関する案内・相談・支援をいたします。

 シンガポールを拠点とした理由は、シンガポールは政治・経済も安定し、治安も良く、また東南アジアにおいて英語を公用語に加えている唯一の国家であり、将来アジア圏全域における中心的役割を果たす国として期待できるということ、更に、シンガポール国内の学徒のみならず、マレーシア、インドネシアなど近隣アジア諸国から多くの学生が留学しているというところがあります。これは、シンガポールが近隣諸国にとっては先進的な国であり、また、距離・時間・経費等からもきわめて学び易い地理的位置にあり、利便性が高く又、若者教育に対し熱心な国々であります。
 シンガポール及び近隣諸国はアジアの中でも、特に日本の文化・教育・科学技術等に対し高い関心を持ち、非常に親日的であり、多くの学生が日本への留学を希望しております。しかしながら、シンガポールにおいて、日本への留学を目指す学生に適切な情報と機会を与えることができていないのが現状です。
 よって、当財団は日本に興味を持ち、日本留学を希望する若い世代の人々に対し、シンガポールに財団の活動を支援する事務所を開設し、留学の相談窓口となるだけでなく、文化、歴史、および日本の現状を広報する場とし、来日のためのサポート等を行っております。

 また、その一環として日本の理解を深めてもらうため、日本留学を希望している学生を日本に招き、各大学、各企業を訪問する日本見学旅行を開催しております。
 これら事業は、アジア各国の発展に寄与するだけではなく、日本がアジアの国々と緊密なパートナーシップをとって繁栄していくために、大きな貢献になると思います。

~アジアの高校生 日本見学旅行~ (シンガポールにて募集)

日本見学旅行

 2012年6月、シンガポールから日本へ留学希望の、特に優秀な高校生15名を選び、日本に招き、第1回見学旅行を実施致しました。
 参加者の国籍はシンガポール、インドネシア、中国と3か国にわたり、6月4日から13日まで10日間、東京・京都・広島を訪れ、日本の文化や歴史に触れ、また国会及び国土交通省の見学、東京大学・京都大学など6校の大学訪問、フジテレビやソニーなど6社の企業訪問、築地や原宿、お台場、秋葉原などでの自由時間、東京ドームで野球観戦等々、多様な日本を体験しました。又、広島シンガポール協会の懇親会には、国立シンガポール大学学長も出席されるなど、日本への理解と絆を深めました。この見学旅行が参加者一人一人にとって、自分の将来を描くための貴重な体験になったことと思います。
 今後、彼らが希望する日本の大学への留学が実現するよう引き続き支援していきます。


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